妊活中や妊娠中に葉酸を過剰摂取してしまうとどうなるのか?

2017/01/21

妊娠において葉酸を摂取することは非常に大切なこととされていますが、過剰に摂取し過ぎてしまうと副作用が起こることをご存知でしょうか。そこで、妊活中あるいは妊娠中において葉酸の摂取が過剰になるとどうなってしまうのか?について考えてみました。

      目次

    1. 葉酸摂取による効果
    2. 葉酸をとるに
    3. 葉酸摂取の目安
    4. 副作用を知っておく
    5. 葉酸サプリを上手につかう

葉酸摂取による効果

そもそも葉酸はどんなものなのかというと水溶性のビタミンの一種であり水に溶けやすい性質を持っています。

葉酸を摂取することでどんな効果があるのかというと、細胞分裂の促進やDNAを含む核酸の合成などに関わっているので、赤ちゃんが生きていく上で重要な臓器を作る妊娠初期には積極的に摂取していくのが望ましいとされています。

その他にも、神経管閉鎖障害や脳障害、自閉症のリスクの低減など先天性異常を発症するリスクを下げてくれる効果もあるとされているのです。

また、妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養や血液が回ってしまうことで貧血を起こしたり栄養不足なってしまうこともあるとされていますが、葉酸には造血作用があることから鉄分の不足による貧血を予防する効果もあるとされています。

葉酸をとるには

葉酸の摂取には大きく分けて2通りの方法があり、食べ物から摂取する方法とサプリなどで補う方法があります。

葉酸を多く含む食材としてはうなぎの肝やウニなどの魚介類や枝豆やモロヘイヤ、ホウレン草やイチゴなど様々なものがありますが食物に含まれる葉酸は非常に水に溶けやすく、また加熱調理をすることで失われてしまうことが多いために食べ物からだけでの摂取では葉酸が不足してしまうことが考えられます。

【関連記事】おすすめ野菜15品・葉酸がよく摂れる食材や食品

葉酸は加熱調理で失われる

【関連記事】おすすめ果物15品・葉酸がよく摂れる食材や食品

そして、水分に溶け込んで汗や尿として体外に排出されてしまうことから、食べ物だけで葉酸を補うのは難しいことだとされているのです。

【関連記事】おすすめ肉・魚15品・葉酸がよく摂れる食材や食品

そのため、最近では妊活中や妊娠中の人は葉酸サプリで補うことが多いとされています。

葉酸サプリであれば、葉酸をしっかり取るために必要以上に食べ物を食べる心配もなく効率よく摂取することが可能なので、つわりで食欲がない妊娠初期でも体重が気になる妊娠後期においても利便性が高いと言えるのです。

サプリは体に吸収されやすい状態で作られているために食べ物の葉酸のように簡単に体外に排出されることのない脂溶性ビタミンの形になっているとされています。

実は、この過剰摂取の原因となるからくりが潜んでいると言えるのです。

葉酸摂取の目安

葉酸の一日の目安摂取量は成人では一日240マイクログラム、妊婦なら480マイクログラムとされていますが時期によっても摂取量は異なってくるとされています。

妊活中、妊娠前、そして妊娠初期の15週目までであれば1日400マイクログラム
妊娠16週目から27週目の妊娠中期240マイクログラム、そして妊娠後期240マイクログラムとされています。

妊娠初期に限らず妊娠中期や後期に摂取することで流産のリスクの低下、免疫力の向上や消化器系の改善など様々な効果が期待できる他に、出産後授乳中においても摂取することで産後の子宮の回復を助けたり母乳の生産量が向上するなど、良い効果が期待できるのです。

母乳量の向上

たくさんの効果が期待できると言うことは、過剰に摂取すればさらに良い効果が得られるのではと考える人もいるかもしれませんが、どんなに良い効果がある栄養素であっても必要以上に摂取してしまえばそれが良くない影響を及ぼすのは間違いないと言えるでしょう。

では、葉酸を過剰摂取してしまうとどんなことが起こるのでしょうか。

副作用を知っておく

厚生労働省が定める摂取目安量の上限は1000マイクログラムとされており、一日に1000マイクログラム以上の葉酸の摂取を継続的に続けることで発熱やじんましん、かゆみや呼吸障害などを起こすとされています。

その他にもむくみや不眠症、食欲不振などの症状があらわれる他に、おなかの赤ちゃんへも影響するとされています。

特に妊娠後期に葉酸を過剰摂取することによってその後出産し生まれた赤ちゃんが小児喘息になるリスクが上昇するという結果が出たのです。

【関連記事】葉酸不足による胎児やママへの影響を考える

その他に考えられる副作用として、葉酸やビタミンB12が不足すると酸素を運ぶ役割をしている赤血球が異常に巨大化する巨赤芽球ができてしまい赤血球は正常に働くことができなくなり貧血を起こすようになります。

ビタミンB12の不足の場合には、貧血症状に加えて手足のしびれや運動機能が低下するなど神経症状があらわれますが、葉酸の欠乏の場合にはこの神経症状はあらわれないとされており、巨赤芽球性貧血の場合は葉酸を投与することで貧血が収まり神経症状だけ残ればビタミンB12欠乏症だと診断できます。

葉酸を過剰摂取している状態では、葉酸を投与しても意味がないためビタミンB12欠乏症による貧血なのかその他のことが原因となっているのか判断ができずに診断が遅れ、ますます症状を悪化させてしまうことにつながるのです。

葉酸サプリを上手につかう

葉酸は食べ物からでも摂取できるので、サプリで摂取目安量を補ってしまうと過剰になってしまうことが考えられますので、自分がどのくらい摂取したのかをよく考えた上で上手にサプリを活用していくようにしましょう。

過剰摂取にならないよう摂取

自分の体のために、赤ちゃんの健康にためにも過剰摂取にならないように気を付けながら摂取していけるように心がけましょう。

-もっと知りたい葉酸
-, , , ,

よく読まれている記事

葉酸サプリを摂取する際には過剰摂取にならないように 1
妊娠中は注意!妊婦さんがとらない方が良い食べ物や飲み物

  妊娠中にはおなかの赤ちゃんのためにも妊婦がしっかりと栄養をとる必要 ...

葉酸を摂り過ぎて吐き気、食欲不振、痒みなど副作用 2
<男性編>葉酸サプリを摂り過ぎて起こった痒みや吐き気【過剰摂取】

任活中に男性も葉酸を摂ることは必要といわれていますが、摂り過ぎで吐き気、食欲不振 ...